【イベント】『科学とアートの祭典 2022秋』in 喜界島 開催

10月15日(土)と10月16日(日)に鹿児島県喜界町にある喜界島役場コミュニティホール、および旧坂嶺小学校の校庭で「科学とアートの融合」をテーマにイベントを開催いたします。

喜界島サンゴ礁科学研究所では、地域と人類の未来集合知の創造を目指して、科学的知見と地域の在来知を、アートを介して融合していく活動(SceNEプロジェクト)を行っています。今年の8月には研究者や演出家、建築家など多様な専門家が喜界島で合同フィールドワークを実施し、島民への聞き取り調査を元に、各分野の視点から島の学術的、文化的価値について議論をしました。本イベントはこのような島での取り組み、および成果を地域の方々に還元するために行います。地域住民と研究者、さらには地域に関連する様々なステークホルダーと共に、未来に向けて対話をする場を創ります。

アンソロポリウム

喜界島にプラネタリウムがやってくる!
〝アンソロポリウム〟とは〝星空人類学〟のこと。アンソロポロジー(人類学)とプラネタリウムを組み合わせた言葉です。星座には見上げる場所ごとに様々な物語が存在します。そこに住む人々の生活、文化に深く関係しているのです。南山大学の文化人類学者 後藤明先生監修のもと、喜界島の民話を元にサンゴ礁と星空をつなぐプラネタリウムを上映します。第2回目の開催となる今回は喜界島と東ティモール、インドネシアの星座を紹介!ナレーターには島民の皆さんが挑戦します!!美しい星々とそれにまつわる物語をお楽しみください。

※プラネタリウムには整理券が必要です。
事前予約はできません。当日配布される整理券をご入手ください。各回定員は25名です。満員になった場合はご了承ください。
※感染症対策の関係で入場を制限する可能性もございます。
※ 新型コロナウイルス感染症対策のため、以下の点にご協力ください。
・来場前に体温の測定をお願いいたします。
37.5度以上の発熱や咳など風邪の症状がある方や体調の優れない方は来場をご遠慮いただくようお願いいたします。
・イベント会場内ではマスク着用などの咳エチケットの励行、こまめな手指の洗浄・消毒をお願いいたします。

共催:基盤研究(C)20K01200「人類学が我が町にやってくる!:デジタル•アンソロポリウムの構築」
後援:喜界町、喜界町教育委員会
協力:ウィルシステムデザイン 株式会社メディア•アイ•コーポレーション

演劇「ユラウ」※ スケジュール変更あり

研究所では異分野の研究者間のコミュニケーションや、研究成果の地域への還元に『演劇』の手法を用いる試みを行っています。この夏、研究者と劇作家が島民に聞き取り調査を行いました。そこでわかった喜界島の物々交換の文化…。それは今も文化の痕跡として島民の身体に残っているのだろうと思います。研究所で行われている分野横断的な研究や聞き取り調査をもとにプロの劇団が作品を制作。旧坂嶺小学校のガジュマルの木の下で上演します。

「ユラウ」

ガジュマルの木の下で、何かを待っている人が一人。

行ってほしくない人、行ってしまう人、忘れる人、忘れたくない人。

待っている人は、今いる場所の話をはじめるが、それは今の話かどうか、定かではない。

こことは一体どこで、わたしたちはどこへ向かっていくのか。

作:宮崎玲奈 演出:山下恵実
出演:根本江理、南波圭、林ちゑ、伊藤拓(青年団)
主催:総合地球環境学研究所
共催:喜界島サンゴ礁科学研究所
後援:喜界町

皆さま是非お越しください!

【科学とアートの祭典 2022秋 プログラム】

※10/15 18:00 雨天のためスケジュールを更新しました。

〈演劇〉
場所:旧坂嶺小学校校庭
(午前の部)※15日振替公演
10:30 開場 
11:00 開演前ライブ 土岐宏大
11:15 開演
12:00~ アフターディスカッション

(午後の部)
16:30 開場 
17:00 開演前ライブ 土岐宏大
17:15 開演
18:00~ アフターディスカッション
〈アンソロポリウム〉
場所:喜界町役場コミュニティホール
各回30分、定員25名
15日 11:30~、13:00~、14:00~ ※整理券配布 11:00~
16日 10:30~、12:00~、13:30~、15:00~ ※整理券配布 10:00~
〈サンゴ礁科学レクチャー〉
『現在そして未来のサンゴ礁は?』
講師:琉球大学 理学部 栗原晴子 
場所:喜界町役場コミュニティホール
15日 15:00~16:30
詳細はこちら
〈常設展示〉
イベント開催期間中、喜界町役場コミュニティホールでは、この夏喜界島で行われたフィールドワークで制作した喜界島ジオラマと古代舟プロジェクトに関する展示を行います。
古代舟は島の流木とススキを用いたハイブリッド型。最大船速3ノットで喜界島から外洋まで到達しました。
喜界島ジオラマは海底100mから百の台までの喜界島を再現。模型にプロジェクションマッピングを重ねることで、8万年前から現在までの水面変動の様子を可視化することができました。

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