8月28日土曜日、喜界島サンゴ礁科学研究所のプログラムの一つである『サンゴ塾-地球環境リーダー育成塾-』の第一回ガイダンスを実施しました。当日参加できなかった方もいらっしゃいましたが、サンゴ研に関わる大学生・大学院生も含め20人以上と全国からオンラインで繋がることができました。はじめに、サンゴ礁科学研究所所長の山崎敦子先生にプログラムについてお話ししていただき、その後小さなグループに分かれて、参加者が興味を持っていることについて意見交換をしました。その様子を少しだけ、ご紹介いたします!

☆ガイダンス☆
所長の山崎先生からは、プログラムの内容や喜界島の紹介、さらには研究とはどういうものかについて参加者の皆さんにご紹介しました。山崎先生が研究者を目指した理由や、参加者の研究者度をチェックするクイズ、研究する上で大切なことなど盛りだくさん内容で参加者の皆さんにも楽しんでいただき、とても盛り上がることができました。

☆グループディスカッション☆
続くグループディスカッションでは、各班にKIKAI Collegeのメンター補がつき、自己紹介をした後に参加者それぞれが提出した研究レポートを発表してもらいました。はじめは少し緊張気味なみなさんでしたが、グループ間で意見交換などをしていくうちにあっという間に打ち解けて、楽しくディスカッションすることができました。各班のメンター補の感想もご紹介します。

☆メンター補コメント☆
自然界で起きる不思議を「なぜだろう?知りたい!」と目を輝かせて話してくれる小・中学生に感動しました。研究をする上で、強い好奇心をもつことが本当に大切な事だと再確認することができました。私や大人の視点からでは思いつかないような仮説を立てる子もいてすごく面白かったです。柔軟な感性を持つ子供たちと話すことで、今まで思いつかなかった発想などが自分も思いつくのでは?とワクワクしています。私もまだ研究をしたことがないので、子供達と一緒にたくさんの分野の先生から学び成長していきたいなと思いました。(吉田桃英)
参加者の皆さんは、学校での授業から広く興味をもち始めていて、加えて自分たちでも進んで調べるなどして、研究の背景をわかりやすく説明できていました。海やサンゴが好きであるということが研究のモチベーションになっているようでしたので、これからもフィールドワークなどで楽しんでほしいなと思いました。(内山遼平)
物事に対して興味をもつだけではなく「なぜ?」というたくさんの疑問をもつことがすでにできており、私自身多くの発見がある発表ばかりでした。すでに自分で研究を進めている塾生もおり、これからの研究者(メンター)のレクチャーやフィールドワークで新たに様々なことを感じて、知って、考えていく中で研究者への階段を駆け上がっていく姿が想像され、塾生の皆さんの研究成果を聞くことが楽しみな反面、私自身も研究をする者として負けてられないといい刺激になりました。これから一緒に研究ができることがとても楽しみです。(小山都熙)
環境問題について真剣に考えて解決策を見出そうとする小学生がいるということに驚きました。質疑応答の際にも、他の小学生の発表に対して積極的に感想や意見を述べているのを見て圧倒されました。自分もサポートをしながら、小学生や中学生と一緒に知識をつけていけたらと思います。(嶋田姫由)
受講生の興味関心の高さを感じられました。
これからの皆さんの成長が楽しみです!(田中萌奈)
オンラインではありますが参加者のみなさんと顔を合わせ、お話しすることができて嬉しく、楽しかったです。それぞれの興味関心は違っているかもしれませんが、サンゴや喜界島をテーマにそれぞれの研究が繋がってくるところがサンゴ塾の面白いところだと感じました。そんな皆さんとこれから一緒にお勉強できることが楽しみでなりません。(椛島賢斗)
今後のレクチャーやサンゴ礁学会などのイベントが楽しみです。ぜひ喜界島サンゴ礁科学研究所で一緒に学びましょう!