Seminar

【KIKAIカレッジ】へ繋がる1時間の学びをオンラインで体験しよう!
過去セミナーオンデマンド配信開始!!

過去に行われたセミナーのオンデマンド配信が始まりました!
第一弾は渡邊 剛 博士による「サンゴロジー~サンゴが語る地球変動~」、山崎 敦子 博士による「海と私たちを巡る”栄養”」です。ぜひご覧ください!


過去のセミナー

2020年4月17日
サンゴロジー~サンゴが語る地球環境変動~

サンゴ礁は“海の熱帯雨林“や”海のゆりかご“といわれるほどの多種多様な生物が生息しています。サンゴはその美しい骨格を成長させながら、サンゴ礁に生息する生物に安定した棲みかを与えています。サンゴはその骨格に樹木のように年輪を刻みながら成長し、生息していた期間に起こった様々なイベントや環境変動を記録しています。
このように年輪を刻みながら数百年間に渡って浅海で生息している長生きサンゴは海の「タイムマシーン」なのです。講演ではサンゴの記録から明らかになってきた地球環境の変動を紹介します。

講師:渡邊 剛 博士
喜界島サンゴ礁科学研究所理事長/北海道大学大学院理学研究院講師
北海道大学理学部卒業、北海道大学地球環境科学院 博士課程修了、オーストラリア国立大学、フランス 国立気候環境研究所、ドイツアーヘン工科大学、ハワイ大学ケワロ海洋研究所で研究員を歴任。サンゴ骨格から当時の地球環境変動を読み取るために、世界の海を駆け巡り未踏の地を探求するうみぼーずハンターズ。喜界島に魅了され弟子の山崎と共に喜界島サンゴ礁科学研究所を開設。現在、精鋭部隊と共に研究所の発展と国内外からより多くの仲間を集めるために奮闘中。

2020年5月1日
海と私たちを巡る‘‘栄養”

私たち全ての生き物に必要なものの中に“栄養“があります。そして、海の栄養バランスが崩れた状態が海洋汚染と呼ばれることもあります。セミナーでは海と私たちの繋がり、どうやってバランスが保たれているのか、そして、海の中ではどのように栄養が巡っているのか、サンゴが私たちに教えてくれたことを紹介します。みなさんの生活とサンゴ礁の関わりを実感してもらえたら嬉しいです。

講師:山崎 敦子 博士
喜界島サンゴ礁科学研究所所長/九州大学大学院理学研究院地球惑星科学部門助教
北海道大学大学院理学院自然史科学専攻博士後期課程修了、東京大学大気海洋研究所、GEOMARヘルムホルツ海洋研究センター、北海道大学大学院理学研究院で研究、2018年4月から九州大学大学院理学研究院地球惑星科学部門助教を務める。 2014年5月に初めて喜界島を訪れ、ダイナミックな隆起サンゴ礁の景色に感動し、同年12月喜界町民になる。喜界島に国際的なサンゴ礁の研究所を作るため、渡邊理事長とともに2014年7月任意団体喜界島サンゴ礁科学研究所を発足。

2020年6月5日
貝を用いた環境解析


皆さん、貝といえば何を思い浮かべますか?おいしいおかず?お寿司のネタ?きれいな貝がら?きれいな真珠も貝からできます。有名な化石のアンモナイトも貝の仲間ですし、からを持たないイカ・タコ・ナメクジも貝の仲間です。実はギネスブックに載っている世界で一番長生きする動物はアイスランドガイという二枚貝だったりします。貝は昔から人の生活に密接に関わってきました。原始人の時代から安定して採取できる食料として利用されてきただけでなく、きれいで珍しい貝はお金の代わりに使われていた時代もあります。

講師:白井 厚太朗 博士
東京大学 大気海洋研究所 海洋化学部門 大気海洋分析化学分野 准教授
2007年、東京大学理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了、博士(理学)2018年から現職。専門は地球化学、古環境学、古生態学、貝殻、サンゴ、魚類耳石など炭酸カルシウムの骨格に含まれる化学・同位体組成の分析を主な手法として、成長線や形態の観察を組み合わせることで、主に過去の環境や生物の年齢や生態について研究しています。

2020年7月3日
魚の形からわかること

魚の顔、魚の形を思い浮かべてみてください。それは、どんな顔をしていて、どんな形の魚でしょうか?家で飼っている金魚でしょうか?それとも、夕飯で食べた塩焼きの魚でしょうか?

様々な顔、形をした魚達。どんな環境でどんな暮らしをしているのだろうか?

世界中には、広くて深い海、浅い海、大きな川、小さな沢、はたまた大きな湖から淀んだ沼まで、色々な水の環境があります。世界中には3万種を超える魚がいて、それぞれがこういった環境に適応して暮らしています。私は魚の生態を調べることで、どのようにその生息環境に適応しているのかを研究しています。魚の顔、形を見ると、どんなことがわかるのか、魚の研究者の見方をお話します。

講師:脇谷 量子郎 博士
東京大学 大気海洋研究所 生物海洋学分野 特任研究員
東京都出身。専門はウナギ類を中心とした魚類の生態学。幼少期よりウナギやナマズといった淡水魚の姿に強く惹かれ、以降、常に魚の飼育を続ける。現在、自宅に6トン分の水槽を設置して世界中の淡水魚を飼育しつつ、奄美大島をはじめ、各地の河川で野外調査による生態研究を継続中。

報告記事はこちら

2020年9月4日
生き物の体に隠された小さな工夫

生き物の体は、その生き物の生活に合わせたデザイン・特徴を持っています。ウニがトゲにおおわれている理由は他の生き物から食べられるのを防ぐためですし、ゾウの鼻が長い理由は鼻を使って食べ物や飲み物を口に運ぶためです。

ウニのトゲやゾウの鼻は目で見えます。しかし、生き物は私たちの目では見えないとても小さな特徴も持っています。目には見えない小さな特徴も生き物が自然界で生き抜くための重要な役割を持っていることがあります。

このセミナーではさまざまな生き物の体を顕微鏡で観察してみます。
顕微鏡で撮影した写真を見ながら、生き物の体に隠された小さな工夫とその役割について考えましょう。
さらに、生き物の特徴を真似して人間の生活に役立つ工業製品を開発する取り組みについても簡単に紹介します。

講師:田中 健太郎 博士
東京大学大気海洋研究所 特任研究員
宮城県出身。1983年生まれ。これまで沖縄やオーストラリアでサンゴの研究をしてきました。専門分野は化学です。サンゴの骨の成分や骨を作る仕組みについて研究しています。サンゴの骨と同じ物質を実験室で作ったりもしています。野外調査に出かける機会は少ないですが、ときどきサンゴを採りに出かけます。

2020年11月6日
地形や地層や化石からわかること

めざせ地質探偵!

何気ない風景に隠された事件に光を当て、その犯人を見つけ出します。「地形」と聞いて何を思い浮かべますか?喜界島のテーバルバンタは、段になった「地形」です。
なんでこんな形をしているのでしょう?そこには数々の事件が隠されています。「地層」って何でしょう?縞々?そんな縞々の裏に隠された事件を、「化石」という証拠の力も借りて解決していきます。セミナーでは、地形や地層の研究者が行っている調査の様子も紹介しながら、実際に地形や地層の写真から事件と犯人を見つける練習をしましょう。

講師:佐々木 圭一 博士
金沢学院大学 経済情報学部 教授
金沢大学理学部卒業、金沢大学大学院理学研究科修了、同自然科学研究科退学、金沢大学理学部付属低レベル放射能実験施設研究員を経て金沢学院大学美術文化学部に着任。現在、経済情報学部経済情報学科 教授。専門はサンゴ礁地質学と放射年代測定。初めて喜界島に足を踏み入れた1993年以来、喜界島に通い続けて28年になる。

2021年1月8日
サンゴ礁の現在と将来予測

モーリシャス貨物船座礁事故の調査について渡邊理事長との対談でお話ししていただきます。また、サンゴ礁の成り立ちと生態系の変化を、地形や堆積物、リモートセンシングを用いて調べ、過去から現在、そして未来のサンゴ礁がどのように変化していくのか、これまでに山野先生のご研究でわかってきたこと、そして奄美のサンゴ礁の重要性についてもお話しいただきます。


講師:山野 博哉 博士 
生物・生態系環境研究センター/センター長

東京大学大学院 理学系研究科地理学専攻 博士課程修了 (理学博士)。2015年より現職。リモートセンシングやサンゴの生息場所のモニタリングを行い、サンゴ礁生態系への気候変動影響や適応を調べる研究を行っている。